JCVIM

大会長挨拶

皆様 平素より日本獣医内科学アカデミーの活動にご協力賜り厚く御礼申し上げます。
毎年開催してまいりました学術大会も今回で第20回を数えることとなりました。これもひとえに参加していただける皆様、共催団体の皆様そして協賛していただける企業の皆様のお力によるものと思われます。ここに感謝の意を示させていただきます。この大会は日本全国の獣医系大学の内科関連分野の教員の組織により活動されています。その中の3本柱といたしまして、獣医内科学の学部教育の標準化および国際化を視野に入れた教科書の作成、獣医内科学のアジアにおける専門医の育成、そして学術大会を開催し卒後教育に力を注ぐというものになります。
大学における学部教育としての獣医内科学の教科書はすでに3版を数え、全国の大学でその教科書を元にした教育がなされ、獣医師国家試験の出題のためのテキストにもなっています。またアジアの獣医内科学の専門医制度もすでに日本から多くの専門医が輩出され大学や2次診療施設などで活躍されています。

今回の第20回の学術大会ですがすでにご存知のように2020年に日本国内において新型コロナウイルス感染症が流行を始めた時にパシフィコ横浜において開催し、横浜港の対岸にはクルーズ船が停泊していたことを記憶されている皆様も多いと思います。そのため2021年の大会は完全オンライン開催、2022年にはオンライン開催とともに、一般発表などにおいてライブ配信を含めたハイブリッド開催ならびにアジア獣医内科学会(AiSVIM)との合同開催ということも行いました。さらに2023年には一般発表のみ対面式学会としてその内容は後日見逃し配信としてオンラインで視聴できるようにポストコロナに向けて着実に歩みを進めてきました。

今回の第20回大会においては全面的に対面式学会を行うとともに、オンライン配信におけるよかった点も合わせて会場においては従来の学会と同様な対面式の学会に会場にお運びいただけない皆様には後日見逃し配信としてオンラインでプログラムの配信を行うこととしました。これは従来の大会では同じ時間帯に聞きたいプログラムが重なってしまっている場合にはどちらかを諦めることしかできませんでしたが、見逃し配信が行われることにより興味あるプログラム全てを聴講することができるようになりました。参加される皆様方の期待に応えられる学会にしたいと考えております。会場にご来場いただく皆様にはより充実した大会となるよう企画を考えています。また新しい実行委員も増えて若い先生方の協力も得ながらより良い大会にしてゆく所存でございます。今年度の獣医内科アカデミーの会場でお会いできるのを楽しみにしております。

日本獣医内科学アカデミー第20回学術大会
大会長 亘 敏広

OVERVIEW

大会概要

■ 日時
2024年2月23日(金)~25日(日)
※詳細が決まり次第、本HPにてお知らせいたします
■ 会場
東京国際フォーラム (予定)
〒100-0005東京都千代田区丸の内3丁目5番1号